スーパーからバターが消えた!乳製品専門商社での経験から思うこと

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こんなニュースをみました。

クリスマス前なのに…バター消えた 昨夏の猛暑で生乳生産減、洋菓子業界悲鳴 (産経新聞)

(3年ほど前の記事でもう消えていました。ただ同じようなニュースははほぼ毎年ききますね)。

 

またか、率直な感想です。。

たしかに最近どこのスーパーに行ってもバターが売ってないですよね。

棚がガランと空いていることもしばしばなので、この件について思うことを少しだけ書きます。

 

乳製品マーケットは特殊

まず、ぼくは乳製品の専門商社ラクト・ジャパンという会社で7年ぐらい働いていました(うつ病で休職したりしてるので、実質は4年ぐらいですかね)。

 

専門商社なので、1日24時間、それを毎日、乳製品にドップリとつかっていたわけです。

乳製品業界って数年おきにモノがあまってはなくなり、それに連動して価格も上下しています。

日本の酪農を守るために、輸入バターに関税をかけ数量を制限しているわけですが、なにか起きたときの国の動き方が異常におそいんですよ(毎度のことですが...)

 

猛暑の年はバターの元になる牛乳の量が減るのに(牛が暑さで弱るため)、対策は後手後手。

だから数年おきに、今回のようなバターがスーパーから消えるという事態が起こるわけです。

 

乳製品業界から離れてて最近の動向はよくわかりませんが、いままでは足りなくなることが事前に予測できるなか、実際に足りなくなってから緊急措置として輸入バターの量を増やそうとしてきました。

これって後の祭りですよね。毎回、手遅れです。

 

そうして輸入されたバターは一番の繁盛期であるクリスマスに向けた生産期を過ぎ、国内市場には緊急的に輸入したバターが余ってしまうわけです(その他にもバターがあまる要因はありますが、複雑なので、はぶきます)。

 

それで今度はバターの安売りがはじまると。

今回だけに限らず、数年おきに繰り返している不思議な現象ですな。

なぜもっとマジメに事前に手を打たないのか疑問です。

 

参考 ⇒ バター不足が終わると、バターがあまる!?乳製品は投機の対象になった!







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