ボクはうつ病を経験して休職をくりかえし、会社を退職しました。
その経緯はこの記事でまとめています。
そして、うつ病は「セロトニン」と呼ばれる精神のバランスを保つ脳内物質が不足して、気分の落ち込みをまねくと言われています。
今回は寝ることの大切さを書いていきます。
ひたすら寝てると何が起こるのか
ゴロゴロとベットの上で1日中すごす。そして1日、1週間と時間がすぎていく日々。
うつ病だったボクは、休職をはじめた当初はそんな生活をしていました。
とくに病気の症状がつよいときは、ムリに活動しないほうがいいでしょう。というより、なにも出来ないとおもいます。
ひたすら時間がすぎるのを待つほうが賢明ですな。
でも、ちゃんと薬は飲みましょうねぇ。
朝おきてカラダが動かないといったことがホントに起こりました。あれは、いままで活動的だった分、カラダが休息を必要としているサインだったのでしょう。
ひたすらボケ~っとして、寝たいだけ寝まくると何が起こるかというと、当たりまえっちゃ当たりまえなんですが、
なにかやりたくなるんですよ。
数日でそう感じる人もいるでしょうし、1週間の人もいる、あるいは1年以上かかる人だっているでしょう。
症状の重さによってタイミングはそれぞれでしょうが、そう、無性になにかやりたくなってくるんです。
たとえば「本読みたい」とか「体うごかしたい」とか、あとは「カレー食べたい」とか...(笑)
ゆっくり過ごしてると、少しづつ、そんな日が増えてきます。
ただ、やりたいことが出来たからといってペース配分をムシすると、ぶり返しすので注意が必要かな。
そしてこれが重要だと思うんですが、そんな経験をくりかえしてると、徐々に自分のカラダのことがわかってくるんですよ。
「なんかヤバいな。ちょっと休もう!」
とか、
「なんかマズイ方向に進んでる気がするなぁ。ちょっと方向を変えよっか!?」
(文字通りの方向じゃないですよ、これ。これから起こりそうな未来のこと)
もう理屈じゃなくて、自分のカラダのことをなんとな~く感じるようになるんです。この感覚ってスゴク便利で、いまのボクの大きな判断基準になっています。
無理だけはしないこと
無理はしちゃダメだよってことですな。
ダラ~っとしたい、ボケ~っとしたい。だったらそれでいいじゃないですか。ベットや布団でなにかしたくなるまで寝てましょう!
ムリに動くと、そのしっぺ返しにあとあと苦しむことになります。
「できないものはできない!」といった強い意志を育てるのですぞ!
うつ病で休職時にやってた13個のことをこの記事でまとめました。参考まで。
⇒ うつ病と診断され2年休職した僕が、克服のためにやった13個のこと
とはいうものの…
仕事や日々の生活をするうえで、やすんでばっかりもいられないのも事実だと思います。そりゃ働かないと食いぶちに困るし、眠くてなにもできない、とばっかり言ってるわけにもいかないでしょう。
そうした方のために、できることを書いてみました。効果は人それぞれなので、いろいろ試してぜひ自分に合う方法を探してみてください。
- 15分の仮眠をとる(仕事中だったらトイレで)。
- コーヒーやお茶など、カフェインが入ったドリンクを飲む。
- 夜寝るときの枕(まくら)をかえてみる。
- 鼻炎薬など薬の服用をやめてみる(持病がある方は医者に相談してください。眠くならない薬に変えてくれることもあるので)。
- 睡眠の専門医に相談してみる。
やっぱり基本は早寝早起きすることにあるんじゃないでしょうかね。
夜が明けたら起きて、暗くなったら寝るのが生き物にそなわってる機能なので。太陽光には人の気持ちを落ちつかせるセロトニンをだす役目があるのも影響してるかなと。
あとは、寝れないなら無理に寝ようとするんじゃなくて、もういっそのこと眠くなるまで映画でも見ててもいいと思いますよ。
僕は休職時には海外ドラマをよくみていました。
プリズンブレイクにハマりましたね。