アイスクリームには大量の粉乳「通称:ダップン」が使われる!アイスが美味しい季節になったので「乳製品の輸入商社マン」だった僕が解説しよう!

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アイスクリーム 画像

あつーい日がやっとでてくるようになりましたね。

こうやって蒸し蒸しした天気で汗をかきはじめると、あぁ夏がちかいなー、と嬉しいような悲しいような不思議な気分になる僕です。

 

僕は乳製品商社で大手アイクリーム会社がつかう原材料をヨーロッパやアメリカ、オーストラリアから大量に輸入して販売する仕事をしていました。

 

ダップン、ダップンと汚い言葉を毎日つかうのが乳製品業界です(笑)

新入社員はみんな、ふつうに社内で飛び交うこの言葉にまず衝撃をうけるのです。

 

まぁ乳製品もほかの原料とおなじように海外からの調達にたよる部分がおおいので、ふと目にしたアイスクリームの表示で知ってることをちょっと書きますね。

アイスには大きく分けて3種類がある  

まず、コンビニとかで商品をみてもらえばわかりますが、アイスと一括りでいっても大きく3種類にわかれてます。

 

  • アイスクリーム:乳固形分15%以上、乳脂肪8%以上
  • アイスミルク:乳固形分10%以上、乳脂肪3%以上
  • ラクトアイス:乳固形分3%以上、乳脂肪は規定なし

 

ほかには乳固形分も乳脂肪も規定のない氷菓(氷にフレーバーがついたようなやつ)があります。

 

そしてこれが自宅にあったアイスの食品表示。

 

アイス 表示 乳製品

 

ラクトアイスなので乳由来の脂肪はすくなく、味の濃厚さに欠ける商品といえます。そのかわり表示で書かれてるような植物油脂をいれることで、できるだけ味のなめらさかとリッチ感をいれようとしてるんでしょう。

 

まぁこれだけみても、高級志向の商品ではなく、低価格品なのがわかります。

アイスには輸入した粉乳がつかわれる  

あとこの表示からわかることは、乳製品、砂糖、香料がつかわれてるので、おそらく牛乳を粉にした全脂粉乳(通称:全粉)と砂糖、そしてバニラフレーバーの3種類を海外で混ぜて輸入してるんじゃないかなーと。

 

あ、でも植物由来の脂肪がメインなので、全粉ではなく、より安価な脱脂粉乳(通称:脱粉。乳製品の業界内では、ふつうにダップン、ダップンと皆が言います。どうしても汚いほうが頭に浮かんでしまうので、どうしても慣れるまで時間がかかる)をつかって、バニラフレーバーの代わりに植物油脂を混ぜてるのかなぁと感じます。

それで配合は29%が脱粉、植物油脂が22%、砂糖49%といった商品なんじゃないかなー。

 

あくまで推測ですけどね…。

 

表示からこういったことが予測できるんです。

 

ほら、乳製品業界ってマニアックな世界でしょ(笑)?

 

乳製品にかぎらずBtoBで原料を扱うとこは、どこもこんな感じでしょうけどね。

専門用語ばかりで一般には話がつうじないような。

 

たぶん今も関税の仕組みはかわってないとおもいますが、こうすることで輸入関税をおさえることが出来るわけです。

 

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ほかの原材料と混ぜて輸入するのは関税をおさえるため

牛の写真

じゃぁなんで全粉、すわち乳製品の比率を30%未満にするかというと、これは関税対策です。

 

これが仮に31%とか少しでも30%を超える配合率だった場合、関税率がグンとあがり、輸入品をつかうメリットがなくなってしまうわけです。

そうやって輸入品の数量をコントロールして、国内の乳製品産業を守ることが関税が設定されてる目的になります。

 

スーパーやコンビニで売られてるアイスをみると、そのほとんどにこういった香料やデキストリン(デンプン)、植物油脂などの表示がされてるはず。

本来であればアイスにそういった原材料はつかう必要がないのに入れるのは、関税をおさえた輸入乳製品をつかっているからなんですよ。

 

まぁこの記事で書いたように日本の乳製品の需給は半分ほどを海外に依存してますからねー。輸入品がないとやっていけない輸入大国の日本ならではですな。

 

参考 ⇒ 職場でラテやエスプレッソを皆んなで飲もう!ネスレの「ネスカフェ アンバサダー」で仕事の効率アップをはかれ!

 

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