弱肉強食の現代社会。ふと見つけた小さな文房具屋さんが「70%オフ」の閉店セールをやってた話。

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たまたま自転車で妻と遠出したときのこと。

片道3時間ぐらいかけての長距離ライドになったカフェ巡り(しかも僕が調べわすれてて、不運にも週一回の定休日だった。グスン…ごめんよ)

 

しかも途中で豪雨にみまわれ、野良猫や鶏たちと一緒にカフェの軒下でひとやすみ。

するとそこで新たな発見!ニワトリも雨宿りするのね。

二匹よりそってる姿が微笑ましすぎて、写真撮るのを忘れてしまいました。あんなに可愛いニワトリはじめてみたよ(笑)

 

雨はすぐ止んだからよかったんですが、カフェは閉まってたし予想以上に上り坂が多くて疲れたし残念感が満載でした。

クタクタになりながら自宅まであと10分ぐらいぐらいだぁ、もう一息!

と走ってると、70%オフ!看板が目に入ってきたのです。

地元密着型のお店 

地元に密着した小さな文房具屋 画像

そこはなんと昔ながらの地元に根づいてるちっちゃな文房具屋さん。

店内はお互いが声をかけないと行き来できないほどの狭い異空間で、お世辞にもふだん来るかといったらまずこない。

 

ただご存知のとおり、妻は昔から絵を描くのが好きで文房具には目がないんですよ。さほど興味がないぼくは文房具ってそれほど高いものじゃない印象があったんですが、やっぱりいいものは結構な値段がするんですよねぇー。

 

だから妻はいままでの疲れはどこへやら、このセールの張り紙をみたとたんに飛び跳ねるぐらい元気になっていました。

それで買うわ買うわ、しゃべるわしゃべるわ、もう嬉しくて仕方がなかったみたい。

 

競争社会か…。

ただ同時に店員さんをみてると色々な感情がわいてきたようで「こんなに買っていいのかな?全部70%オフなんて申し訳ない…」と、嬉しさと悲しさ、両方の感情を抱いてるようでした。

 

これは僕も店員さんの表情から痛いほど感じとれて、おそらく50年以上にわたって地元に根づいた憩いの場=子どもたちが集まる文房具屋さん、だったとおもうんですよね。しかも店主じゃなくて、親、あるいは祖父母の代から受け継がれてきたような。

 

大きな店がさほど遠くないところにできたし、いまやみんなが車をもっている時代でしょ?

通いつづける理由がないかぎりは足が徐々に遠のいてしまうのも仕方ない気がします。

しかもこのお店は駅からはすごく離れた場所にあって、地元密着でやってきたお店なわけです。 

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きびしい現実

さらに店内をみてまわると、随所に生きのびようと努力してきた痕跡を感じて(いまの時代に人気のありそうなものを仕入れて、それがいっぱい売れ残ってしまったような…)、その店をたたむ決意になぜかジーンと感情が揺さぶられました。

店主とその妻、母親らしき人の表情がいまも頭から離れません。

 

どうやらお店は前日まで50%オフだったようです。

ただし、なかなか数がさばけなかったんでしょう。

それでこの日から70%オフをはじめたようです。

 

真っ向勝負では太刀打ちできない

こういった古くからある地元に根づいたお店って、いまじゃ商売としてすごく厳しいですよね。だって価格じゃ大量仕入れする大手デパートにはかなわないし、商品の種類だけみたって資金力がちがうから同じようにそろえられるはずもありません。

 

なんども足を運んでもらうような仕掛けスタッフの人柄、あとはネットの活用が大切じゃないかな。

 

ネットの活用ができればな…

通販でTシャツを販売してるぼくからすると、ネットをうまく活用すれば70%オフにまでする必要もなかったんじゃないかなぁと…。すぐに売らなきゃいけない理由があったのかもしれないですし、もちろん内情は知る由もないですが…。

 

ただパッとみ、ネットをしょっちゅう使うひとたちには見えなかったし「あるていどの知識がないとやっぱり無理だよな…」と勝手にいろんなことを考えてしまいました。

 

ただ本当にいいものが多くあったので、定価では手が届かなくて小学生のころからずっと欲しかったという、馬の毛をつかった筆や特殊なペンを妻は購入しました。

 

さっそく妻は朝から夜遅くまでひたすら絵を描いています。

 

名前も知らないお店で最初で最後の利用でしたが、文房具屋さん!ながらくお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

 

 







-オピニオン

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