最終更新日:2017年2月11日
名古屋メシといってもいいぐらい、そこらじゅうで見るこの文字「Sugakiya」「寿がきや」「スガキヤ」
ちょっとしたショッピングセンターや複合施設にいくと、フードコートにほぼ必ずあります。
東京でいうとなんだろう?としばらく考えてみましたが、おもいつきませんでした。
ここまで地元に根付いて愛されるチェーン店はないですよ、ほんとに。
それでは寿がきやに初めていってみたので、その様子をどうぞ。
目次
創業はなんと終戦翌年、1946年!
名古屋がアメリカの空襲でズタボロに破壊されたのが、1945年。
File:Nagoya after the 1945 air raid.JPG - Wikimedia Commons
もうその翌年にはこの寿がきやの前身となる「甘党の店」がスタートしてるんですからね。すごい歴史です。名前もチャーミング。そのご、1948年に創業者の苗字「菅木/すがき」から縁起かつぎに寿をいれて、「寿がきや」としたようです。
2015年1月の時点で、東海地方を中心に714店舗を運営。
もう戦後から地元に根づいて、ずっと愛されてきたお店といった感じですね。
こどもの頃からこの寿がきやの味で育ったひとも多いでしょうし、そういったひとにとっては、いつでも変わらない昔ながらの味が楽しめる、古き良きラーメン屋さんといったとこなのかもしれません。
そういった場所があるのっていいなぁー。
ぼくの地元ではそういった地元に根づいてたお店は競争社会についていけず、閉店を余儀なくされたとこばかりですからね。
玉子入ラーメン(350円)
半熟卵をいれたラーメンを注文。
このシンプルな感じが歴史を感じさせて、食欲をそそります。
昔ながらの昭和ラーメンっぽさがいい。
独特な形のスプーンは使いづらさ抜群
そしてスプーンが変わってる!
寿がきや一番の特徴といってもいいかもしれません。
見たことない形ですね。
さっそく使ってみましょー!
ウギャー!食べづらい…。
どうやら大人がこれでラーメンを食べるには適さないみたい。
子どもにはいいかもしれません。
そしてまたこの形のせいで、スープが飲みづらい!
いやー、地元に根づくというのはスゴイです。
ユーザビリティよりも地元愛が勝る、といった現実をミシミシと感じます。
肝心の味はというと
おいしく完食しました。
味はシンプルな豚骨味。
あまりラーメンに詳しくない僕ですが、東京でたまに行ってた一蘭や一風堂のコクのある豚骨とはまったくもってちがいます!
比べるなよ!と両店から怒られそうですが…。
シンプルでガツンといったパンチは一切なく、身体の芯までジワーっと温めくれるような、昔ながらの味です。
これを食べて育ったひとは、ほんとに懐かしく感じるだろうなー。
ファストフードなみのお手頃感
そしてなにより激安なんですよ、これ。
こんかい食べた玉子入ラーメンが350円。
ふつうのラーメンが300円。
こうなるともう、松屋や吉野屋で牛丼をたべる感覚にちかいのかもしれません。
小腹が空いたときに、ササっと食べるファストフードのラーメン。
フードコートを中心に出店してることからも、そういった意図も感じとれますね。
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スーパーには専用の棚がある
地元にどっぷりと根づいてる証ですね。
ひとつのスーパーマーケットに買い出しにいっただけなのに、もういたるところに寿がきやがあります。ほんとゴイスー。
驚きますよ、これ。
ここの8割がたは、寿がきや。
専用コーナーも。
インスタントラーメンもこのほとんどがそう。
カップラーメンもあった!
これ以外にもまだまだありましたからね。
もうこれでもかと、地元愛を存分に感じました。
というか、名古屋ってどのスーパーいっても惣菜コーナーに味噌カツや手羽先があるし、上京すると食事面で寂しいでしょうね。東京とは随分とちがった印象ですし。
名古屋にかぎったことじゃないでしょうが…。
名古屋にきたら「寿がきや」もどうぞ
どうでしょうか。寿がきやが地元でいかに愛されてるか伝わりましたでしょうか?
とにかく地元からの支持をここまで受けてるお店ってみたことないので(とくにチェーン店で)、 美味しいかどうかは個人の判断にまかせるとして、名古屋にきたら試してみる価値はあるでしょう!
もう名古屋メシとして不動の地位を獲得してます。
通販でも購入可能ですよ。