臭いものにはフタをしろ。
ぼくは2008年にロサンゼルスで起きた出来事を、知らず知らずのうちに消し去ろうとしていたようです。
うつ病という途方もない波に飲みこまれ、なんらかのキッカケがないと思い出せないまでに回復したいまも、あまり思い出すことさえしたくないのが本音です。
いままではフタをちょっと開けてみたはいいものの頭痛や吐き気が起こり、すぐにフタを戻していました。
うつ病はぼくの大きなトラウマなので、仕方ないといえば仕方ないとおもいます。
ただ久しぶりに鬱病になったロサンゼルスのことを思いだしてみたら、いままでよりも鮮明に懐かしいと感じることができました。
これはトラウマの克服にはいいキッカケなのかもしれないなぁー。
目次
半年前は思いだすだけで頭痛
ブログを始めてまもなく、うつ病のことは色々と書きました。
きょねんの11月12月ぐらいには毎日のように書いてたとおもいます。
ただそれってほとんどが、病気が重症だったロサンゼルスのときじゃなくて、帰国してからのこと。
書いていたとしても断片的に思いだして、ちょこっと触れるだけ。
なぜなら、臭いものにはフタをしろ理論で、どうしても思い出すのが怖くて仕方なかったから。
ちょっと思い出すだけで頭痛、なんてこともザラにありましたからね。
ブログで病気のことに触れてはいたものの、かなり慎重に過去を思いだしていました。
それが最近ひさしぶりに記事に書いてるように、どうやら鬱病をひとつの思い出として捉えることができてきた気がします。
トラウマを思い出へ。
すごくいい変化なんじゃないでしょうか。
理由をすこしだけ考えたいとおもいます。
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1. 時間が経過した
これは間違いなく大きな要因のひとつでしょうが、去年の暮れの時点ではまだ頭痛とかひどかったですからね。あるていどの影響はあったでしょう。
2. 収入面でのストレスが減った
Tシャツブランド運営とブログでの収入、両方とも上向きなので、気分的に余裕がでてきました。
まだ苦しいけど(笑)
3. 東京をはなれて名古屋へきた
これがいちばん大きな要因な気がします。
もっとはやく引っ越さなかったのが不思議なくらいで、ストレス度合いが格段にさがりましたよ。脱東京オススメです。
(1)東京は消耗が激しい
イケダハヤト氏じゃないですが、東京はやっぱり消耗度合いがハンパない。
住んでるだけで、いろんな圧迫感があります。
電車の混み具合いや、自然の少なさ、ひとの歩くスピード等々、名古屋にきてまだ4ヶ月ですが、どれだけ心に余裕ができたことか。
(2)エスカレーターは歩かない
あと意外なとこで、エスカレーターで歩かなくなりました。
最初こそ「チンタラしてて遅いなぁー」とイライラしてたものの、みんな左や右に寄ろうなんて考えがもともとないみたいで、暮らしてると自然と歩かなくなります。
これって東京じゃ考えられなかったんですが、むちゃくちゃ心に余裕が生まれるんですよ。
名古屋の都心からちょっと離れてることもあり、自然の宝庫ですからね。
もんのすごいノンビリと過ごしてます。これ大事(笑)
つまり
この3つが主な理由な気がするものの、断然おおきな比重を占めてるのは3の脱東京です。だって息抜きに美術館や買い物にでかけても、新宿からは満員電車で押しつぶされながら帰ってこなきゃいけなかったんですよ。東京だったらね。
リラックスしたはずなのに、家についたときには、またクタクタ。
どこ行っても帰りにぶち壊されるんで、そりゃーストレスも溜まるわ。
もちろん住む場所によりますが…。
固定費も大幅にへったんで、そのあたりも大きいでしょう。
以前まではぼくも、なんとなく東京にいなきゃいけない!と考えてましたが、これ訳わからないですね。
金銭面で消耗してるひとは、脱東京、とくに脱首都圏を検討してみると、かなり余裕ができますよ。ぜひ考えてみてください。