最終更新日:2017年2月18日
ぼくはシルクスクリーンで作ったTシャツをネット中心に販売しています。そして外国人の妻がいることからも、海外、とくに英語圏の国にどうやったら販売できるか試してみたことがあります。
ハンドメイドサイトのEtsy(エッツィー)
海外への販路としてまずパッと思いつくのがハンドメイドマーケットの老舗のEtsy(エッツィー)。
むしろいまの国内ハンドメイドのCreemaやminne、iichiやtetoteがはじまる随分まえから、アメリカで確固たる地位をきずいたサイトです。ちょー有名…はい。
ぼくらはTシャツといったほぼ夏限定の商品をつくってるので、日本国内だとどうしても春から夏にかけてが販売シーズンです。
つまり、秋から冬になるともう閑古鳥状態なんですよ、仕方ありませんが。
それでじゃ「夏場にもTシャツきる国、とくに一年中暑い国だったらずっと売れるんじゃね?」という単純明快な問いから、シンガポールや台湾へ、そしてぼくらは英語ネイティブだから「英語圏のオーストラリアやアメリカもいけるべ!」といった理由でこのEtsy(エッツィー)をはじめてみました。
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1年やってみた結果は…トホホ
なにごとも考えすぎずにやってみること。やればわかるさ!こんなことをアントニオ猪木さんが言ってた気がしますが、まさにその精神。
わからないんだったらやってみて、うまくいかないなら止めればいいだけのこと、まずは始めないと2歩目はないよね。
…そんな気持ちでスタートしたんです。
ちゃんとページも作り込んで、Etsy内の有料広告もちょびっとだけ出しました。もう2年ぐらいまえの話で、すでにtetoteやiichiもはじめてましたからね、海外にも少しは売れると踏んでたのに、1年ほどやった結果は売り上げゼロ!!!
いや〜信じられない。ゼロですよゼロ?商品に魅力がないといえばそれまででしょうが、でもねぇ…ぐすん(泣)
ただ同じようにハンドメイドのTシャツで、しかも日本人で毎日何枚も売ってるような人気クリエイターを発見しました。うらやましい!
が、よくプロフィールをみてみるとその人はニューヨーク在住で、デザインは日本モチーフ。忍者や桜をあしらった、いかにも日本を感じさせるものだったので、そこらへんが外国人にうけたのでしょう。
こんな感じのデザインでしたね(いくつか種類があるので商品ページを見てもらえればイメージがつかめるかな)
オリジナリティが必須
1年利用してみた感想としては、Etsyは日本から海外(とくにアメリカ)へ販売するばあい、よほど「日本らしさ」を売りにしたもので、他を探しても「ココからしか買えない」もの、だったら売れるんじゃないかとおもいます。
だって他どこ探してもないんですから当たりまえっちゃあ当たりまえです。
いっぽう、アメリカ国内にすこしでも似たような商品があるばあい、「いかに商品が安くても、デザインがカッコよくても、かなり厳しいんじゃないかな」と。
Etsyはアメリカのサービスで利用者もアメリカ在住者が多い印象ですが、わざわざ日本の出品者から買うメリットってよっぽどじゃないとないんですよね。
それに送料でもめたり、返品はどうするか、何かあったばあいに英語で対応できるのか、と不安要素は山ほどあるわけです。
それを黙らせるぐらいオリジナティにあふれた魅力的な商品が必要になるので、ハードルは随分たかいんじゃないでしょうか。
…なので、外国人をターゲットにした特別仕様のものじゃないかぎり、まずはこうした国内のオンラインマーケットで販売していくのが現実的でしょうね。
⇒ ハンドメイド品の販売方法、イベントの感想をまとめました。Tシャツの作り方も。僕の体験談です。
ほかにもいくつか海外向けの販売方法はためしたのでまたそのうち書きます。
それではまた、チャオ!