このまえ友達が精神病患者が入院する隔離病棟にいく機会があったようです。
そこで見た光景は想像を絶するもので、みえない何かに向かって永遠と話しつづける人、壁をひたすら叩いてる人、ヨダレまみれで顔つきが生きてるのか死んでるのかわからない人、とにかくそうした人だらけでこの世のものとは思えない恐怖を感じたとのこと。
これを聞いて思ったのが、このブログで僕はうつ病だった当時のことを重症といってますが、彼らやそのご家族からしてみれば、当時の僕の状態ってそんなに大したことない部類にはいるんじゃないかな…と。
ここで僕の家族がどう感じたか聞いてみたことがあるものの、これ以上にもっと絶望的というか、一種の諦めというか、そうしたものを持たずにはやっていけないんじゃないでしょうかね。
そこで思うんですよ。うつ病やメンタルで「重症」ってなんなのか、って。
ぼくも経験あるんですよね、ツイッターや本をみてて、うつ病だった人の症状をみてると全くもって大したことない、「え、それでうつ病でした、って言っちゃうの?」的な。
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ただよくよく考えてみると、そんなのどうだっていいんです。大切なのは本人がどう感じたかってことで、それが辛くて辛くて震えるほどであれば本人にとっては重症なことには間違いないわけです。
それで会社辞めたって誰も責めることなんてできないよ。だって本人にしかその辛さはわからないので・・・。
だから「もっと頑張れ」とか、「近頃の若者は」とか。そんなのはもうシカトしまくっちゃいましょう。とにかく自分のことは自分で守るしかないし、それが一番いいですよ。
家族や子どもだってたんに血がつながってるだけで、極論をいえば他人なわけです。彼氏、彼女だってたんに好きだって感情だけでつながってる他人です。
ぼくもたまにムッとなって「それ、うつ病なの?」と思うことがあるので、自戒をこめて書きました。
それではまた、チャオ!