最終更新日:2017年2月16日
たまにみる悪夢。
ゆっくり寝て疲れをとりたいのに、怖い夢や悲惨な夢をみて、汗だくで起きることがたまにあります。
でぼくの場合、どうも鼻づまりで苦しむ花粉症の時期に多い気がするんですよ。
と、こうした記事をかきだした今もそうした悪夢で起きてしまったため、朝の3時。もう頭から夢がはなれないので、いっそのこと悪夢をみるメカニズムを調べてみようと、眠気まなこの目を「ゴシゴシ」こすりながらパソコンの前に座っております。
おなじように悪夢をみる方の参考になれば幸いですし、ぼくももう悪夢はこりごりなので、どうにかならないものかと自分のために書いてもいます。
そもそも夢をみるのはいつ?
まず睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」と呼ばれる状態があり、寝ているあいだに交互にくりかえされています。
これはよくテレビなどでも聞いたことありますね。
レム睡眠が眠りが浅い状態で、ノンレム睡眠が眠りの深い状態。
リラックスした熟睡感を得るためには、ノンレム睡眠の時間を増やして、そのノンレム睡眠のときに起きるとスッキリ目覚められます。
この両方の睡眠は、ぼくらが寝てるあいだ「90分間隔」で交互にくりかえされます。
図のように、ノンレム睡眠を経てレム睡眠に入るまでを「睡眠単位」と呼び、およそ90分かかります。
成人の場合、一晩に8時間眠る人は睡眠単位を5回、6時間ならば4回繰り返しているわけです。その際、レム睡眠が終わるごと、即ち90分ごとに目覚めやすくなります。
ここでポイントは、夢をみるのはきまって眠りの浅いレム睡眠のときだということ。
ノンレム睡眠のときは脳も完全に休んでるので、夢をみないわけですね。
つまり、「眠りが浅いと夢をみやすい」ということがいえます。
そして花粉症で鼻づまりがヒドければ、呼吸をするのも大変なのでどうしても眠りが浅くなりがち。
ということは、夢をみる時間が多いと言えそうです。
幸せなでき夢だけ見せてくれれば良い気分で起きられるのに、ではなぜその夢が悪夢になるのでしょう?
次の項でみていくことにします。
悪夢の原因は?
どうやら、まだ科学的に「ハッキリとこれだ!」という原因はわかっていないようです。
ただ現段階で考えられてる一番の原因は「ストレス」みたい。
もう病気の原因をさぐるとなんでも行き着く先はストレスだったりするので「またか…」と気が滅入ってしまいますが、健康な日常生活をおくるうで、どうしても避けられないのがストレスを減らすこと。
こればっかりは人類の宿命といっても過言ではないのかもしれません。
たしかに最近のぼくは仕事だけじゃなく、花粉症の息苦しさからもストレスを感じていました。それにレム睡眠の時間が長いことが加わって、悪夢となっているのでしょう。
それと、人は睡眠時に記憶の整理をおこなっています。
日中はいってきた情報を、脳内にあるタンスの引き出しに、しっかりと整理していれていく。どうやらそうしたことを毎日やってるみたい。
すごいですねぇ〜。無意識のうちに勝手に整理してくれるとは。
たまにずっと忘れてたようなできごとを夢でみたりするのは、脳内整理中に、引き出しをあけてふと思い出してしまった結果なのでしょうね。
ほんと、幼稚園児の記憶や、元カノなど、ふとした拍子に夢にでてきて焦ることがあります(笑)
脳内整理がぼくらが寝てるあいだに行われるとなると、日中みたニュースやできごとが悪夢に関係してるとも考えられそうです。あとはまだ記憶があたらしい最近の出来事とか。
フランスで過去最悪レベルでのテロがありましたし、ヒトラー率いるナチスがユダヤ人を迫害する映画「ピアニスト」をみて歴史の悲惨さに打ちひしがれたので、それらが悪夢をみた原因に直結してる気がします。
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悪夢を防ぐには?
できることなら悪夢はみたくないですよね。
もう汗だくで起きてそのごも数時間以上いや〜な気分ですごさないといけないのは勘弁。
ではどういった対策が有効なのでしょうか?みていきます。
上述のとおり眠りの浅いレム睡眠のときに夢をみるので、できるかぎり眠りを深くするのが対策となります。
そのために「枕をかえる」ことを勧めるお医者さんが多いみたい。
まくらの高さや硬さによって眠りの質はずいぶんと変わるので、悩んでる方は試してみてもいいでしょう。
あとは有酸素運動で身体を適度に疲れさせると熟睡しやすい、なとありますが、ぼくが一番おすすめするのは、瞑想で心を落ちつけること!
ヨガも瞑想みたいなもんなので、マットを敷いてかるくヨガをやっても効果があるはずです。
瞑想は深呼吸を集中的にやる動作プラス、リラックス効果は抜群なので、悪夢で悩んでる方はぜひいちどやってみてください。
というか、いちどでは実感がわくほど上手くできるとも限らないので、なんどか繰り返しやってみることをオススメします。
瞑想はドラゴンボールのミスターポポが言ってた「心を無にする」といった言葉がしっくりくる作業です。無意識でアタマんなかを駆け巡ってるいろんなことを忘れるのに最高すぎるんです。わかりますでしょうか?
が、いきなり瞑想をオススメされてもやり方がわからないでしょうし、こうした書籍をみながら行うと効果が増すことでしょう。
本当にオススメなので、ぜひやってみてください。
むしろ瞑想は、学校の授業にとりいれてもいいぐらい日常生活にやくだつと思いますよ。よっぽどサイン・コサイン・タンジェントとかを学ぶよりも実践的です。