僕はうつ病で1年半の長期休職中、生活習慣の改善や仕事へのリハビリができる施設を探しました。
色々と検討はしたものの、復職先の会社でリハビリ出社がOKになった(最初は1日3時間だけ出社して、数ヶ月かけて少しずつ慣らしていく。業務時間も読書など好きなことをしていい)ので、結局利用しませんでしたけどね。
むしろリハビリ出社ができない会社もあるでしょうし、仕事場が原因で病気になった場合には、いっそのこと病気に理解のある支援サービスを利用して別の会社に転職したほうがいいかもしれません。
ぼくはリハビリ出社があったとはいえ復職して1年もたずにうつ病の体調悪化が原因で退職しています。
職場定着までサポートしてくれるプロの就職支援を利用したほうが良かったのかもなーとも思いますね。
ここではうつ病などの精神疾患で休職中、失業中の方向けに復職・就職支援をするニューロワークスを紹介します。
目次
ニューロワークスはうつ病患者の味方
ニューロワークスは、うつ病、統合失調症、双極性障害、発達障害(ADHD、ASD)、知的障害がある休職中、失業中の方に対して、心と栄養と生活リズムの整え方を学んでもらい、就職とその後の職場での定着を支援してくれます。
うつ病で休職中、失業中だと生活リズムが不規則になりがちで、悩み事がなかなか頭から消えず不眠になったり食事も偏りますよね。
ただ病気を良くするためには食事、睡眠、日々の考え方のクセは修正できたほうが良いです。
とくに就職するには生活リズムを整えるのは不可欠なので、長期的に役立つこうしたスキルを学べるは嬉しいところです。
ただし、ニューロワークスで行うブレインフィットネスプログラムは医師の診断・治療に代わるものではありません。
基本的な脳と体の健康増進プログラムであり、障害自体の治療でないことにご注意ください。
ストレスとの向き合い方、就職へ向けたプログラム
食事、睡眠、ストレスケア、運動、脳トレを学び、生活習慣を見直せますよ。
ただ頭で学ぶだけでなく、実践形式のため理解が深まっていきます。
そして最先端技術をつかって体調管理できるので、なんとなくといった曖昧な体調変化ではなく、効果を実感できるのもいいですね。
そして生活習慣を見直してストレスとの向き合い方を学びながら、すこしずつ就職に必要なスキルを身につけていきます。
パソコンの使い方(タイピング、ワード、エクセル等)や応募書類の書き方、面接でのポイントや進め方などを学び、復職、就職を目指していきます。
うつ病になり一人で復職、就職へ向けた準備をするのは大変なので、不安点をいつでも相談できる仲間やスタッフがいるのは心強いです。
ただでさえ就職は不安と恐怖でメンタルが不調になりやすいのに、病気で休職中、失業中だったら不安はその何倍も大きいですよね。
誰かに相談できるのは、(実際に相談するかどうかは別にして)そういう相手がいるだけで気持ちがラクになるものです。
1週間のスケジュール例
それでは実際にニューロワークスに通うとして、どういったスケジュールで過ごすのか。
あくまでも1例ですが、こんな感じになっています。
月曜から金曜までの週5日、しかも午前から午後までなのでパッと見で辛そうですよね。
ただし、サービス提供時間は9:30〜15:30と短めで、すべてのプログラムは生活習慣の改善や認知のブレ修正など、仕事に比べたらストレス負荷は圧倒的に少ない内容です。
これらをスタッフや一緒に学ぶ仲間とともに進めていきます。
リハビリにはちょうどいいでしょう。
休職中や失業中は夜遅くまで起きてて、毎日の起床時間が遅くなったりと、どうしても生活習慣が乱れがち。
規則正しい生活リズムを送るためにも、このプログラムは役立ちます。
センターの場所は2ヶ所!大塚と横浜
通うことになるセンターは大塚(東京都)と横浜(神奈川県)にあります。
写真で多少は雰囲気をつかめるでしょうから掲載します。
ニューロワークスの大塚センターはこれ。
横浜センターはこう。
どちらもカラフルなイスがいっぱいで気持ちが明るくなりますね。
この他にも部屋があるでしょうから、そのあたりは見学時に確認してみてください。
無料で利用できて交通費とランチが支給
所得状況により費用がかかることはありますが、利用者の約9割は無料で使っています。
しかも交通費やランチの支給制度まであり、お金に困りがちな休職者、失業者には嬉しいですね。
体調不良やその他の理由で途中でやめてもお金はかかりませんよ。
金銭面での負担なく利用できるので、社会復帰を目指すのに利用しないのはもったいありません。
見学して雰囲気を感じてこよう!
ニューロワークスはほぼ全ての方が無料で利用できて、生活習慣を整えられるだけでなく、ストレスへの対処方法も学べます。
社会復帰までの大きな手助けとなるでしょう。
しかも、ただ就職するだけでなく、また休職や退職することがないようサポートもしてくれます。
利用せずに自力で社会復帰を目指してもいいですが、うつ病など精神疾患に理解のあるプロの人たちの支援は受けたほうがいいでしょう。
病気の進行度合いによってはゆっくり休むのが大切とはいえ、すこしずつ社会復帰に向けて準備していきましょう。
実際に通うセンターの雰囲気を感じとれるので、まずは見学してみるといいでしょう。
その際に不安点や疑問点を相談して、自身で納得できれば始めてみるといいと思いますよ。